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雑談:なぜ最近の若者の好きなアーティストが偏らないのか

眠れないので雑談を書こうと思います。例によってみんな気付かれないうちに人工知能に操られてるんだよって話です。僕は音楽をやっているんですが自分より若い人に好きな音楽を聴いて出るバンドは大体ポルカドットスティングレイとかやばTとか大体の人が同じアーティストを答えるんですよね。これってなんでなんですかねって話です。

 

話が少しずれますが皆さんはどうやって新しい音楽を見つけますか?僕が音楽を聴きだしたときはまだ音源販売が普及していない時代でCDを買うのが当たり前でした。レンタルショップで借りてきた音源をお小遣いを貯めて買ったiPod nanoに入れて大事に聴いていました。

しかし時代は音源をネットでダウンロードする方向にシフトしています。未だにCDを買うのは日本人くらいとバカにされているらしいですよ・・・

じゃあ、今時の新しい音楽を見つける媒体ってなんなんだ??

 

そりゃYoutubeとAppleMusicでしょ!

 

最近はインディーズのそんな売れてないバンドもみんなPVやMV作ってますもんね、時代は動画、そして普及するiPhone。みんな入ってるAppleMusic。そりゃCDショップ潰れますよね。実際に僕も結構使ってますけど便利です。

 

でもこの二つにはニューラルネットワークのような人工知能が使用されてるのを知っていますか?

 

Youtubeではおすすめ動画、AppleMusicにはFor you・・・あれってどうやって算出されてるんですかね・・・そう、おそらくNNが使われています。

 

そもそもニューラルネットワークってなんだって話はもういいかもしれませんが教師なし学習の一つで人間の脳の中のニューロン同士を伝う電気信号、シナプスを参考に作られた深層学習の一つです。超ざっくりいうとデータを学習してそのデータをもとに新しいデータを生成できるモデルです。学習するデータはなんでもいいんです。

例えば自分の朝食のメニューを毎日メモして記録していたら、ニューラルネットワークを利用すると自分の今日食べたい朝食のメニューを自動的に考えてくれるかもしれません。

ん?じゃあYoutubeのおすすめって自分の好きなアーティストを探せるんじゃない??

と思うじゃないですか・・・実は違うんです。ニューラルネットワークはデータならほぼなんでも学習できます。そしておそらく先ほどあげたようなメディアが学習させているのは音源のデータではなく視聴履歴なんです

 

同じじゃないのかと思いますが大きく違います。視聴履歴を学習していると言いましたがこれは自分のデータではありません。全てのユーザーを学習させているでしょう。つまりここから生成されてくるデータは大衆受けする音楽の中で自分が見ている音楽を聴いている人は他にどんな音楽を聴いているのかということです。

 

本当に自分の好きな音楽をNNで探したければ自分の聴く音楽の音源を学習させるべきです。

今回の僕のNNで音楽を生成する自由研究はそんなバックグラウンドがあります。まぁ一番いいのは自分の足でライブに行ったりレコードショップで音源を漁ったりすることなんでしょうけどね

 

みんな人工知能には気をつけましょう。知らない間に洗脳されてるかもよって話でした。僕も例外ではなく。